私は昔から肌が色白で,大学以降で友人と海水浴に行こうものなら「白過ぎて眩しいわ!」と笑われるくらい白さには自信があります.笑
文化系というよりむしろ体育会系なのですが,全て室内スポーツだったので肌が焼ける機会も少なかったという経緯もあります.
女性には「色白で羨ましい」と言われることもありましたが,私としては「羨ましがられるより,少しくらい焼けていて『カッコいい』と言われたいなあ」というのが本音でした(色白男子は分かってくれるはず!).
焼けているから無条件でカッコいいかどうかは分かりませんが,少なくとも白いと貧弱に見えてしまうというのは客観的にも正しそうな気がします.
そこで,私はこの白さを解消すべく日焼けサロンに行ってみることにしました.
この記事では
- 日焼けサロンのメリット
- 日焼けサロンのデメリット
- 日焼けサロンの体験記
を順に書いていきます.
日焼けサロンのメリット
日焼けサロンは「人工的な日焼け」というイメージが良い印象があまりなかったのですが,色々調べていると日焼けサロンにもメリットがあることが分かりました.
全身を綺麗に焼ける
アウタースポーツだと服を着ている部分は日焼けしにくく,露出している部分だけ焼けるいわゆる「半袖焼け」になりがちです.
特に私は色白なので少し焼けるだけでくっきりと境目が分かってしまい,お世辞にもカッコいい感じになりません.
日焼けサロンのマシーンをタンニングマシーンというのですが,のちに説明するように日焼けサロンではの中で全身を焼くことになります.
そのため,半袖焼けになることは当然ありません.
水泳など露出の少ない状態でなければ生活の中で全身を焼くことはできませんから,これは日焼けサロンの大きなメリットのひとつですね.
残りやすい日焼けになる
日焼けは紫外線 (UV,ultraviolet)を浴びることで起こるわけですが,実は紫外線には
- UVA(紫外線A波)
- UVB(紫外線B波)
の2種類があります.
このうち,UVBの方が波長が短くエネルギーが強いため,有害な紫外線とされます.また,UVBは肌の深くまでは到達せず,表面的な日焼けになるので長続きしない日焼けになると言われます.
一方,UVAは波長が長く肌の奥まで達ししっかりと残る日焼けを起こすため,日焼けをするならUVAを浴びる方が望ましいことになります.
タンニングマシーンと言いますが,タンニングマシーンの紫外線はUVBの量を少なくコントロールし,日焼けとして残りやすいUVAの比率が高くなっています.
そのため,日焼けサロンのマシーンによる日焼けは,太陽による日焼けよりも長続きするというわけですね.
日焼けの段階をコントロールできる
色白の人がいきなりアウタースポーツを始めて日焼けをすると,サンバーンと呼ばれるヒリヒリと痛い過度の日焼けを起こすことがあります.
サンバーンと言うと大したことないように感じるかもしれませんが,要は火傷のことで肌にとってよい結果をもたらしません.
スポーツ自体が健康的であることは間違いないのですが,日焼けという側面から見ると夏の屋外スポーツはあまり肌に良いものではありません.
タンニングマシーンにはいくつものレベルがあり,日焼けサロンに通い始めた頃は軽いタンニングマシーンで日焼け度合いをコントロールして焼いていくことになります.
そのため,過度に肌にダメージを与えてしまうリスクが低く,少しずつ計画的に日焼けしていくことができます.
また,さらにある程度下地ができてからさらに焼きたいという場合には,強めのタンニングマシーンを使っていくことでより濃い肌にすることができます.
日焼けサロンのデメリット
日焼けサロンには以上のようなメリットがあるのはもちろんですが,多少のデメリットはあります.
過度の日焼けは良くない
そもそも「紫外線によって肌が酸化する(ダメージを受ける)ことによってメラニン色素が生じる」というのが日焼けのメカニズムです.
そのため,サンバーンのような過度の日焼けにならないまでも,日焼けするという時点で多少なりとも肌にダメージはあります.
したがって,過度の日焼けはシミや皮膚病の原因にもなります.
注意したいことは焼いた直後は大したことがなくても,日焼けのダメージは肌に蓄積されて数十年経ってからシミとして現れることが多いという点です.
しかし,生きている以上は誰しも多少の日焼けはしますし,アウタースポーツでこんがり焼けている人の多くが皮膚病になるわけでもありません.
そのため,過度に日焼けサロンを利用するのでない限り,心配しすぎなくても大きな問題につながることは少ないようです.
目を痛める可能性
タンニングマシーンの中では周囲のほとんど360°から紫外線を浴びることになります.
太陽を見続けると目を痛めてしまうように,タンニングマシーンの中で目を開けたままにしていると目を紫外線で痛めてしまいます.
目を瞑っていても強いマシーンだとまぶたの皮膚を透過することもあるようです.
しかし,私のような日焼け初心者が利用するようなタンニングマシーンでは目を瞑ってさえいれば,もともと目が弱い方でなければ問題になることはほとんどありません.
衛生面
タンニングマシーンは不特定多数の人が使います.
ベッドタイプのタンニングマシーンでは汗ばんだ肌が直接マシーンに触れますから,使用後にタンニングマシーンを清潔に保つ手入れをする必要があります.
大手の日焼けサロンにはしっかり手入れをしていることを明記しているお店も多く,そういった衛生面に気を使ったお店を選ぶことも大切です.
前に使った人の痕跡がよく残っているようなお店は手入れが行き届いていない可能性もあるので,敬遠しておいたほうが無難でしょう.
日焼けサロン1回目
それではスーパー色白の私が日焼けサロンに通い始めてからのレポートです.
日焼けサロンへの通い始めの数回は下地づくりから始まります.この記事では,効果がはっきりと分かった3回目までをレポートします.
入会
まずはGoogle検索で「日焼けサロン」を調べると関東・関西に展開しているチェーン店が見つかりました.
家からも近くチェーン店は衛生面の手入れがしっかりしているところが多いと考えそのお店に決定.早速お店に突撃してみることにしました.
入店すると受付にはこんがりと肌の焼けたお姉さんがいらっしゃっいました.
「初めてなんですが,いきなりでも大丈夫ですか?」と言うと「大丈夫ですよ〜」とのお返事.うん,良かった.
ただし入会が必要だということで,必要事項を用紙に記入し
- サンオイルの持ち込みは禁止
- 毎回,受付で1回分のサンオイルを購入
- 受付5分後に遠隔でマシーンが起動
- 終了後はシャワー室でサンオイルと汗を流す
などシステムの説明を受けました.
サンオイルとは日焼けのダメージをケアしつつ,綺麗に焼くために肌に塗るオイルのことです.多くのお店で持ち込みは禁止されているようです.
このお店で購入するサンオイルは
- スタンダードの100円のサンオイル
- 保湿効果のあるちょっと良さげな300円のサンオイル
の2種類がありました(最初だから良いのを買うべきか迷いましたが,結局ケチって100円の方を選択).
私はもともと色白ですし,一番軽いタンニングマシーンの一番短い20分コースをお願いしました.
初回の料金は入会金の500円を含めて全部で2000円でした.
初めてのタンニングマシーン
受付が済むとベッドタイプのタンニングマシーンのある部屋に案内されました.
受付の5分後にマシーンが起動するとのことでしたから,さっさと体にサンオイルを塗らないといけません.
サンオイルを実際に塗り始めて初めて気付いたんですが,サンオイルって意外と伸びません.お腹に多めに塗ってしまい,背中の分まで足りなくなってしまいました.
必死に伸ばしているうちにタンニングマシーンが起動し始めたので,慌ててタンニングマシーンの中へ.
マシーンの中ではじっとしていましたが,すぐに暑くなってきて汗ばみ始めました.暑いものの結構リラックスできて,最後の方はけっこうウトウトしていました.
タンニングマシーン終了後
時間になると光も暖かさもフッと消えるので,目を瞑っていても終わるとすぐに分かります.
タンニングマシーンの部屋から出て,汗とサンオイルを流すためにシャワールームへ.
シャワールームにはシャンプー,ボディーソープなどが備え付けられていますが,あまり良いシャンプーではないので,気にする方は自前のシャンプーを持って行くのがいいかもしれません.
シャワーを浴びていて全身が少し赤くなっていることに気付きましたが,このときはまだそれほど痒くも痛くもありませんでした.
シャワールームを出てドレッサーで髪を乾かして終了.
店を出てから数日
当日の晩はシャワーを浴びていても,特に赤かったふくらはぎが少々ヒリヒリした程度で耐え難いほどではなかったのですが,翌日はそこそこキツかったです.
赤みが強いふくらはぎを主として腹も背中もけっこうヒリヒリと痛むので,手で優しく洗うくらいしかできませんでした.
このような場合は化粧水を塗って保湿するのが良いようで,例えば私は以下のものを使いました.市販もされていて簡単に購入できます.
やはり私のようにかなり色白のタイプだと,一番軽いコースでも刺激が強かったようです.
また,体の側面は前面・背面よりも焼けていない感じだったので,ちょいちょいマシーンの中で横を向いたり姿勢を変えていればここまでひどくはならなかったかもしれません.
2日後には少しヒリヒリが残るものの,タオルで洗える程度には落ち着きました.
また,この時点で体の色も明らかに褐色に近付いていました.
他の人のサイトによると「初めの数回はあまり変わらない」という人が多いようですが,私のように色白の人は初回から目に見えて効果が分かりました.
日焼けサロン2回目以降
2回目は1回目の10日後に受けてきました.
2回目
最初の数回は下地を作るために数日から1週間おきに軽めのコースを受けるのが良いようですが,なかなか時間が取れず少し間が開いてしまいました.
皮は2回目の前日(1回目の9日後)くらいから少しめくれ始めました.
「皮がめくれているときは,焼けムラができやすいから日焼けサロンは少しおいたほうがいい」という情報がネットに載っていましたが,部分的だったのと酷くはなかったのでサロンに行くことにしました.
料金は午前割ということで,100円安い1500円でした.2回目も一番軽いコースにしました.
2回目は1回目よりは赤みも痛みもはかなりマシになり,1回目に一番キツかった翌日のシャワーも少しヒリヒリしたものの普通にタオルで洗えました.
翌々日はもう痛みも赤みも引き,1回目よりも色がついている印象でした.
3回目
2回目の後も少しずつ皮はめくれていましたが,少しずつ皮のめくれも落ち着いてきて,2回目の6日後に3回目行ってきました.
3回目の後も今まで通りに肌は赤くなりましたが,シャワーでヒリヒリはすることはほとんどありませんでした.
また,肝心の肌の色も,顔,腹,腕,足ははっきりと小麦色になっているのが分かります.
少し焼けにくい部分もあり,
- 肩や首回り
- くるぶしより下
- 体の側面
はまだ白さがあります.
しかし,3回でこれほど安定して焼けるとは正直驚きでした.
ただし,もともと色白な私だから短期間でここまで効果が出たというところもあると思います.
特に初心者は少し色がつくと早く日焼けサロンに行きたくなってしまうことが多いようですが,行き過ぎは肌に良くないので焦らず適度に間隔を開けて肌の状態を管理してください.
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