乱丁落丁・製本ミスとは?
買ってしまったら交換できるのか?

体験談
体験談

私は色々と「引き」が悪いタイプらしく「え?そんなことある?」というようなことがときどき起こります.

私は読書が趣味でよく書籍を購入するのですが,その際に乱丁落丁・製本ミスの本を買ってしまうことがよくあります.

しかし,多くの人は「乱丁」「落丁」という言葉を目にすることはあっても,実際にそのような本に出会うことはそう多くないのではないでしょうか?

「不良品コレクター」のような人もいらっしゃるようですが,あいにく私は本は読むことに興味があるので嬉しいものではありません.

そこで,この記事では乱丁落丁・製本ミスの本を買ってしまったときの対処法を紹介します.

乱丁・落丁とは

そもそも乱丁本・落丁本とは,大雑把には「どこかで間違ったページ順に製本された書籍」のことをいいます.

そのとき

  • ページが抜け落ちているのが落丁本
  • ページの順番が間違っているのが乱丁本

と呼ばれます.

一方で,単にページがくしゃっとした読みづらい状態で製本されている場合は製本ミスと呼ばれます.

私の経験からもハズレのほとんどは製本ミスであり,乱丁本・落丁本は製本ミスに比べてかなり少ないです.今回買ったこちらの本も製本ミスのタイプでした.

ページ裁断で隅の位置を示すトンボ(ページの角に見える印)が完全に見えてしまっている時点で製本ミス(裁断ミス)ですね.

のど(見開きページの間の部分)にページが完全に巻き込まれていて,半袋とじのような状態になっています.

ちなみに,この本は推し作家の伊坂幸太郎先生の「アヒルと鴨のコインロッカー」です.

第25回吉川英治文学新人賞を受賞した初期作品ですが,伊坂幸太郎ワールド全開のユーモア溢れる作品となっています.見事に折り重ねられた伏線とその叙述トリックをぜひ味わってみてください.

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新品との交換

当然のことながら,乱丁落丁本と製本ミスは商品の不良ですので新品と交換してもらうことができます.交換の方法としては

  • 買ったお店で交換してもらう
  • 出版社から新品を送ってもらう

の2つがあります.

買ったお店で交換してもらう方法

商品のレシートと不良本を買ったお店に持っていくことで交換してもらうことができます.

本以外の商品でも不良品は交換してもらえますから,それと同じですね.

店員さんにお伝えすると,はいはい〜といった感じでササっと交換してもらえます.

私の場合はこれまでそういうことはありませんでしたが,在庫切れの本であれば返金してもらえます.

出版社から新品を送ってもらう方法

なかなか購入した書店へ行けない場合などでは,出版社に不良本を送ることで新品を送ってもらうことができます.

これまで私は不良本は買った書店で交換してもらっていたのですが,今回は買ってしばらく積読という名目で放置していたので,レシートがなく今更ながら書店で交換してもらうのに気が引けてしまいました.

そこで,せっかくなので「出版社から新品を送ってもらう方法」を初めて試してみることにしました.

用意するものは

  • 本が入る程度の封筒
  • 不良本の交換を来する手紙

でよいでしょう.

手紙を添付するのは

  • ただ本だけが送られて来ても,どのような意図で送られてきたのか分からない
  • 本だけがぽんっと送られて来るのはあまり気分の良いものではない

という理由からです.

私は具体的には以下のように書きました.

 ○○出版社御中

前略

××と申します.

今回,貴社より刊行されている

「アヒルと鴨のコインロッカー」 (伊坂幸太郎 著)

を購入したところ,11-12ページ目にて製本ミスがありました.

ついては新品への取替をお願いしたく,本書を同封致しました.

お手数をおかけしますが,よろしくお願い致します.

(郵便番号) (住所)

  早々

××

雨の日だったので,この手紙と本を防水用のビニール袋で包んだものを,封筒に入れて封をしました(どうせ不良本なので廃棄かもしれませんが,念の為).

巻末に「乱丁・落丁があった場合は送料は出版社で持ちます」といった旨の一文がありますので,私はゆうパックの着払いで送付しました.

あと得体の知れない封筒が着払いで送られてくるのは出版社としては不気味でしょうから,封筒に赤で「不良本在中」と書いておきました.

あとは気長に新品が送られてくるのを待ちましょう.私の場合は数日で本が送られてきました.

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