前回の記事では「ブログは日記のようなもので,ワードプレスはその日記を書くための日記帳のようなものだ」と説明をしました.
前回の記事でも,ワードプレスが「日記帳」なら,その日記帳が自分のものということが分かるための「ラベル」が必要となり,これがドメインというものに相当します.
インターネット上の全てのホームページにはこのドメインが与えられており,それが誰のホームページなのかが分かるようになっています.
気持ちとしては,ドメインは「家」のようなものです.
ワードプレスを使うには「自分専用の家」である「独自ドメイン」が必要となります.
この記事では,ドメインの説明から入り,独自ドメインの取得の仕方まで説明します.
「ゼロから始めるワードプレス」の一連の記事はこちら
【1 そもそも「ブログ」とは何なのか?】【2 「独自ドメイン」で一国一城の主に!】←今の記事【3 データを保存する「サーバー」とは何か】【4 サーバーにデータを送る「FTP」は超重要!】【5 ワードプレスをインストールする】ドメイン
まず,ドメインについて説明します.
URLとドメイン
ネット上の全てのページにはURLという住所のようなものがあります.
例えば,このページで検索窓を見れば分かるように,このページのURLは
(https://)bibocho.link/internet/wordpress/domain/
となっています.まずはこのURLについて説明をしていきます.
最初の https:// は「これはURLですよ!」という合図みたいなものなので,この記事ではあまり気にしなくても問題ありません.
大切なのはこの後の
bibocho.link/internet/wordpress/domain/
の部分で,この最初の bibocho.link の部分をドメイン (domain)といいます.
ドメインは「家」のようなもので,このホームページの全ての記事のURLは (https://)bibocho.link/ から始まっています.
ですから,「ドメイン」が同じページを見ているうちは全て同じ家の中を回っているようなものなのです.
前回の記事で「『アメブロ』や『FC2ブログ』などのレンタルブログで書いた記事は,他の人の書いた記事であっても同じホームページとみなされる」と説明しましたが,これは「レンタルブログ内の記事は全てドメインが同じ」という意味だったわけですね.
次の internet ですが,これは bibocho.link の中の internet という「部屋」(もしくは「階層」)を指していると思えば分かりやすいでしょう.
このように,URLは最初に「家(=ドメイン)」の情報があって,あとは部屋が入れ子状態になっているイメージです.
ですから, bibocho.link/internet/wordpress/domain/ は
- bibocho.link という家の
- internet という部屋の中にある
- wordpress という部屋の中にある
- domain という部屋
という意味なわけですね.
レンタルブログのドメイン
例えばアメブロのブログはとてもたくさんありますが,どのブログもURLは全て
https://ameblo.jp/……
となっています.つまり,アメブロでブログを始めると,ドメインは全て ameblo.jp となるわけです.
ですから,前回の記事ではレンタルブログのデメリットとして
- 競争率が高い
- ペナルティーの巻き添えを食らう
- 消される可能性がある
ということを挙げました.
この最初の2つ
- 競争率が高い
- ペナルティーの巻き添えを食らう
は,レンタルブログに登録している全てのブログのドメインが同じであることによって,Googleから「お,こいつらは同じドメインだから,同じホームページだな」と解釈されてしまうことが原因なわけですね.

Googleの評価とドメイン
Googleで検索した時に上位表示されるためには,Googleからの評価が高い記事を書く必要があります.
というより,正確にはGoogleの評価が高いページをGoogleは検索で上位表示させるようになっています.
Googleはホームページごとに評価をし,検索された時にその評価が高い順に表示させるようになっています.
先ほど説明したように,今見ている記事がさっき見ていた記事と同じホームページなのかどうかは,そのページのドメインを見れば分かります.
Googleもページのドメインから,同じホームページの記事なのかどうかを判断しています.
ですから,質の悪い記事が多いドメインをもつホームページの評価は低くなります.
このように,全体的に質の悪い記事が多ければ,たまに質の良い記事を書いても良い記事としての評価が得られにくくなってしまいます.
このことは,記事をGoogle検索で上位表示させるためには大切なことなので,いつでも意識しておきたいポイントです.
独自ドメイン
ということで,自分だけのドメインを持って「一国一城の主」になってしまえば,レンタルブログのように他のブログの影響を受けなくなりますね.
この自分だけのドメインのことを「独自ドメイン」といいます.
「じゃあ,独自ドメインってどうやったら作れるの?」
独自ドメインは安ければ数十円で取得することができます.
安いとはいえ料金がかかることには違いありませんから,心配な方はまずレンタルブログから始めても良いと思います.
私の場合は「せっかく料金を払ったんやから」とブログを続ける原動力になりましたが,モチベーションの持ち方は人それぞれですね.
さて,独自ドメインを扱っているサイトには例えば次のようなものがあります.
私は「お名前.com」と「ムームードメイン」を主に利用しています.
さて,ワードプレスは日記帳のようなものだと説明しましたが,それに対してドメインは自分の名前が書かれたラベルのようなものです.
ですから,
- ノート(=ワードプレス)
- ノートを置いておく場所
を準備する必要がありますね.
この「ノートを置いておく場所」をサーバーといいます.
「サーバー」という名前を聞いたことがあっても,どういうものか知らない人も少なくないのではないでしょうか?
ということで,次の記事ではサーバーについて説明します.
「ゼロから始めるワードプレス」の一連の記事はこちら
【1 そもそも「ブログ」とは何なのか?】【2 「独自ドメイン」で一国一城の主に!】【3 データを保存する「サーバー」とは何か】←次の記事【4 サーバーにデータを送る「FTP」は超重要!】【5 ワードプレスをインストールする】
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